京都を離れていた時、恩師と勝手に仰ぐ一人との呑みながらの思い出にこんな会話があった。
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みきよ~。
「うるし」で物を作るとき
色々な言葉で分類することができるな。
「うるし」の製品
「うるし」の商品
「うるし」の作品
「うるし」の工芸品
「うるし」の美術品
他にもいろいろあると思うのだが
このなかで一つだけ品の使い方違うものがある。
作品は「作った品」ではなく「品のあるものを作る」
もしくは「品格を作るという作業の中で育てる」
上手く言えんが、そういう考え方もある。まあ、お前が京都に帰ったら
お前なりに捉えたことを伝えてくれ。
先輩に恩返しは出来んから、後輩に恩返しかな?うまい事、言えんな。
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そうか~。なるほど~。僕は後輩にはいまだ上手く伝えれていませんが
僕の中では、20年近くたった今も心に残っています。
また先生、呑みましょう!