「うるし」を美しく

上塗りの道は長く険しい。

ただ、一生懸命その技術に取り組んでいると

見落としてしまうこともある。

 

駆け出しのころ、使い手の人に教えられた。

 

「なあなあ、えらい埃の事とか傷の事とか気にしてるけど、やっぱり作ってる本人はそういうの気になるんやね。」

 

「え??でも、ちょっとでも仕上がりきれいなほうが・・!」

 

「そりゃきれいなことに越したことないけれど、僕はあんたの技術とかクオリティーの高さや技術の説明されてもようわからんわ。

僕が、あんたの作品買ったんはなんかピタ!!ってきたからやで。

なんかわからんけど、ええ!!っておもったんや。あんたは作品つくってんにゃろ?

使ってったら傷も入るやろうけど、それでも使ったろう!!っておもえるええもん作ってや!」

 

 

そうか!!目から鱗や!!ありがとうございます!!がんばります!!

なんか、うまく言えんけど、うれしかったです。

 

でもこれって、きれいに仕上げることよりもっとハードル上ってない??

 

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